自律神経失調症
はじめに
自律神経というと心療内科や精神科、神経科が頭に浮かぶと思います。
自律神経に関する問題は高齢者や働き盛りの大人だけでなく、最近では子供でも問題が起こる事も珍しくなく、全世代で増えてきている印象です。
主には生活習慣やストレス、ホルモンバランスにより自律神経に負担がかかり続け、辛い状態の方から気が付いていない状態の方まで、症状も実に様々です。
病院やクリニックで薬剤を処方され、我慢されている方がとても多いのではないかと思います。
当院では徒手療法により回復・改善をはかりますので、薬剤によるコントロールとは考え方や手段が全く異なります。
つまり、自律神経の機能が低下してしまった事により生じた諸症状を抑えるという考え方ではなく、低下してしまった自律神経の機能や働きを回復・改善させる事により諸症状を抑えるという考え方になります。
副作用もなくお体に優しい手段を取るため安全で効果を期待できます。
不安な方やお悩みの方へ自律神経について軽く説明させて頂きたいと思います。
このような症状はありませんか?
自律神経による症状は多岐にわたります。以下の部位別に提示した自律神経症状はございませんか?
このような症状はありませんか? | |
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心臓 | 動悸・疲れやすい・胸部圧迫症 |
肺 | 息苦しい・肺活量低下 |
胃腸 | 吐き気・下痢・便秘・腹痛・胃の不快感・お腹の張り・ガスが溜まる |
頭 | 頭痛・頭重感 |
目 | 目の疲れ・目の渇き・目の違和感・まぶしい |
耳 | 耳鳴り・突発性難聴・めまい |
口 | 口の渇き・口内炎・味覚障害 |
のど | 飲み込みづらい・声が出づらい |
手足 | 痛み・しびれ・ふるえ・冷え |
皮膚 | 多汗・痒み・痛み |
筋肉・関節 | 肩こり・脱力感・筋肉痛・関節痛・神経痛 |
血管 | 立ちくらみ・高血圧・冷え・神経痛 |
膀胱 | 頻尿・排尿困難・残尿感 |
生殖器 | 勃起障害・射精障害・生理不順 |
全身 | 低体温・倦怠感・疲労感・食欲不振・ほてり・めまい |
精神 | 落ち込み・不安・イライラ・気力低下・集中力低下・情緒不安定 |
上記のような不快なトラブルにあてはまるものが多ければ、自律神経失調症の可能性があります。
上記のような症状をがまんされていたり、薬によるコントロールのみで不安な方で現状よりも身体環境を本気で改善したいと思う方はぜひお気軽に当院へご相談ください。
自律神経って何?
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、交感神経が体の活動を担い、副交感神経が回復を担い、活動と回復を切り替えながら環境や状況に柔軟に対応してくれています。
人は例えば日中に活動したら、夜は休みたくなります。また、緊張したら、その後はリラックスしたくなります。息を吸ったら吐きます。胃に食べ物が入ればそれを消化し栄養を吸収し、不必要なものは排泄されます。
そのように主にはオートマチックに活動と回復を切り替えたり、オンとオフを促していますが、状況によっては意識下ですぐにオンとオフが切り替えられるようになっています。
自律神経の目的は?
自律神経はどんな目的(最重要課題)をもっているかというと全ての細胞を一生働かせるためです。新しい細胞をどんどん入れ替えてリフレッシュさせないといつしか体の機能は停止してしまいます。
そんなわけにはいきませんので、休息する時には新しい細胞にエネルギーを補充するのと同時に新しい細胞に入れ替えてリフレッシュさせ続けることによって体は生涯働き続けることができるのです。
つまり、自律神経の機能的な役割や、存在する目的、その意義は一言でまとめますと体の細胞の活動と回復を切り替えて統括することなのです。
一生、体を良い状態に保ち続けて働かせ続ける、また良い状態に戻して働かせ続ける、このプロセスがきちんと働いてくれているからこそ人間は生命活動を維持することができるのです。
言いかえますと、自律神経に負担がかかり過ぎたり問題が起こると円滑な生命活動の営みに支障をきたし様々な症状が起こってくるということです。
自律神経ってすごい!
自律神経はリズムを持っています。交感神経と副交感神経がゆらぐ形で行き来しながら、具体的には活動・消費、回復・蓄積をうまく切り替えています。
人類の誕生から何千万年という時間が過ぎ、進化を繰り返しながら、人は生体の内部環境を時間でオートマチックに調整するという生体恒常性という機能を備えており、それは自分たちがどんなに意識をしてもくつがえせない時間との関係もあります。
自律神経の活動と回復する過程はピタッと切り替わるのではなくグラデーションをもって切り替えています。(図①)
活動・消費モードになる交感神経が活性されると、図②の左側の反応がでます。
回復・消費モードになる副交感神経が活性されると、図②の右側の反応がでます。
全身を調節している親玉は内分泌になります。アドレナリン状態なのか、アセチルコリン状態なのかによっててんびんのようにバランスをはかり、今は血圧を上げるべきなのか、下げるべきなのか、呼吸は促すべきなのか、抑制すべきなのか、胃や腸も、今は働くべきなのか、働かないべきなのか、神経は興奮状態に持っていくべきなのか、鎮静状態にもっていっていいのか。免疫は即効性のある細胞性免疫なのか、持続的で安定的な体液性免疫なのか。
といったことをその都度その都度切り替えています。そもそもそんな切り替えを何でしなくてはいけないのか?それは活動と消費のためですが、人間はずっと活動し続けることはできません。
なぜならエネルギーはいつしか切れるからです。回復することでエネルギーを補給するのと同時に体をリフレッシュする。つまり新陳代謝を行うことによって新しい細胞の体へとどんどん作り変えていく。
その新しい細胞たちが台等してきて古い細胞たちを追い出して、古い細胞は皮膚からでていったり、尿や便としてでていく。新しくなった細胞たちが補給したエネルギーを使って活動を行う。
活動してエネルギーが切れ、また新しい細胞に入れ替わる。という過程を繰り返しています。
こんな大変な事を体はおこなってくれているのです。今この文章をお読み頂いている方へお聞きます!これらを意識的に手動でやって下さいと言われたらできると思いますか?
こんな精密な働きを意識的に手動でなんてできるわけないですよね。でもやらなければ生体恒常性を保つことができないのです。
これを誰が支えているのかというとやはり自律神経なのです。
だから自律神経の機能低下を起こすと辛い時間が続くのです。
しかし残念ながら、薬では症状だけをとりあえず抑え込んでいるだけに過ぎません。
薬以上の効果を求めている、本気で改善したいともしお考えであれば、どんな原因が現在の症状を形成し、継続させているのかから考えていく必要があります。
当院ではその原因を明らかにする事や、低下してしまった自律神経の働きを回復・改善させるセラピーをご提供でき、皆様が本来の自分を取り戻せるようお手伝いをさせていただいております。
リリース五香整骨院の施術とは
自律神経失調症は自律神経のバランスが非常に重要です。
リリース五香整骨院は、自律神経にアプローチする施術を得意としておりますので自律神経失調症は施術後に改善することが可能です。
自律神経失調症という症状だけに着目するようなアプローチですと、具合悪くなっては施術してという同じ事の繰り返しとなり、当院ではそのような状態を改善とは考えません。
それはなぜか?症状(自律神経失調症)とは、これじゃまずいよという体からのサインにすぎないからです。
当院では自律神経失調症を引き起こしやすい身体環境を重要視します。つまり自律神経バランスを崩す身体環境へアプローチしてまいります。
自律神経失調症発生までの道筋を逆にたどっていくため、体に安全な施術をご提供でき、改善が見込めますのでどうぞご安心ください。
なんだかんだ言っても自律神経失調症がひきおこされるのも日常的な生活習慣からです。お客様のご希望があればその根本的な発生原因まで深堀りし生活習慣の改善案までご提供致します。
自律神経失調症でお困りの方はお気軽にご相談ください。